マネーボールを読んでみた。

一時期話題になったマネーボール。反論もいろいろあったけど、とりあえず読んでみないと話が分からないので、図書館で借りてみました。
理論書の類かと思ったのですが、大リーグ・アスレチックスの1年を追った記録だったんですね。
とりあえず気になった点。

  • 打者の指標は打率とかではなく、出塁率と得点。四球マンセー
  • アウトになるリスクのある行為(盗塁、エンドラン)の禁止、バントなんてもっての外。
  • 投手の条件は三振。ヒットは長打を除けば運の要素が強い。
  • 守備には明確な指標がない。守備力の低下は打撃で補う。

2002年のアスレチックスが安い選手年棒でシーズンを勝ち抜いた方法について述べられており、ほかの球団が注目しない指標を基に選手の獲得を行ったり、とにかくアウトにならないことを第一に、アウトカウントが増える可能性のある作戦(盗塁、エンドラン、バント)を禁止するという戦術を取ります。
結果、アスレチックスはアリーグ西地区の2002年シーズンをぶっちぎりで優勝します。
 
まあ、なかなか読み応えはありましたね。

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

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