ボビーは神
さて、今日から楽天２連戦。来週に控えるソフトバンク戦のためにもぜひ勝っておきたい試合です。
ところが楽天の先発は先発転向後、開幕２戦目に１アウトも取れずに５失点したころとは見違えるような結果を残している有銘。それに対抗してボビーが考えたオーダーは
- （投）セラフィニ
対左ということで、木曜日に三振した垣内を８番ＤＨで起用。今日こそは結果を残してほしいものです。
セラフィニも有銘もすばらしい立ち上がりを見せますが、４回に里崎の２ランでロッテが先制します。
が、試合を動かしたのもロッテ。６回１死２塁の場面で礒部の打球はふらふらっとレフト前に。ここでパスクチが中途半端に突っ込んで後逸。「あれ？ボールは？」とおろおろしている間に礒部は３塁まで進んでしまいます。さらに沖原にまでタイムリーを打たれ同点に。
さらに吉岡に２ベース、山崎敬遠で１死満塁のピンチを迎えますが、鷹野を併殺に打ち取って何とか切り抜けます。
ピンチの後にはチャンスあり。７回先頭打者の里崎が四球で出塁すると、今江送りバント→隊長レフト前ヒットで１死１、３塁の好機。ここでバッター垣内！！
結果：空振り三振
でしたが、大塚が２点タイムリーを放って２点リード。セラフィニの後を薮田とコバマサが劇場というには微妙なランナーの出し方で無失点に抑えて勝利です。
今日の垣内
４打数無安打２三振。しかもチャンスで三振とまったくいいところが無かった垣内。
・・・のように見えますが。
問題の７回の場面をもう少し詳しく解説しましょう。
１死１、３塁の場面ということは外野フライでも１点入る場面であり、現に垣内は第１打席でセンターフライを放っています。
有銘は初球、高めのストレートで様子を見ます。これを垣内が豪快な空振り。
「まずい・・・。失投したら外野フライどころか本塁打だ・・・。」
と有銘が思ったのかどうか知りませんが、ストレートを２球続けて外してしまいます。
これで１−２。打者有利のカウントです。
ここでバッテリーは考えました。
「スライダーだ！！スライダーを引っ掛けさせるんだ！！」
しかし、変化球も甘く入ってしまえば痛打されることに変わりません。
慎重にコースを決めるバッテリー。
一方垣内は変化球を引っ掛けてしまっては最悪です。下手に引っ掛けないよう気をつけなければいけません。
４球目、低めのスライダーを空振り。
５球目、内角のスライダーを空振り。
これで空振り三振です。
垣内は空振り三振に倒れましたが、ここのところ完投ばかりの有銘には、この対決で体力をほぼ使い切ってしまいました。
結果大塚に打たれてしまったわけです。
垣内が打たせたタイムリーというわけですね！！
垣内の成績 .139（36-5） 0本 3打点 19三振
